- Good Quality -
過不足のないしっかりした身の詰まり具合が好印象ですが、かなりコンパクトに纏まっているので、頂点を目指す盛上がり感に欠け、どこか一定の調子で淡々と進んでいく印象があります。翌日に持ち越すとボディが軋みだすので、可愛らしい果実味が楽しめる抜栓日に飲んでしまう方が楽しめるかもしれません。
すっぽりと手の中に収まる箱庭感が良くも悪くもすべてを語っているので、裏側にある儚さが表出する前に飲みきる必要があります。もう数年早く出会っているとまた受ける印象も変わっていたかも?
(2005/12)