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セパージュは、ガルガネガ70%、トレッビアーノ・ディ・ソアーヴェ30%。通常のソアーヴェ・クラッシコとは異なり,単一クリュ「カルヴァリーノ」の中から、より良い区画の葡萄を厳選して造られます。
厳選された単一クリュ・ソアーヴェに見合う仕立がなされ、通常のソアーヴェ・クラッシコよりも上のクラスを感じさせる密度感や味の乗り具合、そしてややオイリーな感触など、全体的により懐が豊かになった印象を受けます。ヴィンテージのスタイルが影響しているのか、直前に試飲した2006年のソアーヴェ・クラッシコとは若干資質が異なり,どちらかと言うと2005年のソアーヴェ・クラッシコの延長上にあるように感じます。
体躯そのものの力はやや控えめで、温度の下げ過ぎに注意する必要がある点や(下げすぎるとクリュの持つパワーが消える)、翌日に持ち越すことでややスッキリと落ち着く傾向にある点など、多少サーヴを考慮する必要があるので、個人的にはより気軽に楽しめるノーマル・ソアーヴェの2006年をお薦めしたいところです。
ちなみに、このワインは2008年度版のガンベロ・ロッソで最高評価となるトレ・ビキエーリを獲得しています。
(2008/03)