ワイン名のロゴと店鋪のロゴが同じなので、おそらくホテルシーガル内のスカイラウンジ「Blue Mast(ブルーマスト)」用に造られたワインだと思います。
ボトルやエチケットといった見た目から想像するものとは異なり、実際の中身は意外としっかりしています。色はとても濃くグラスを流れる涙も非常にしっかりしていますし、コルクも比較的長く瓶底に澱も残っているので、全体的に堅牢で質実な造りだということが想像できます。ただし実際の味には集約力に欠ける部分が若干あり、フィニッシュにかけて細身の苦味が強く出る傾向にあるので、全体としては良い印象ながらも素直に美味しいと実感することはできませんでした。価格帯が謎なのでなんとも言い難いものがありますが、一度異なるヴィンテージを試飲してみたいところです。
(2002/04)