- Good Quality -
1973年にナバ・ヴァレーに設立されたのがドメーヌ・シャンドン・カリフォルニアです。ピノ・ノワールとピノ・ムニエのブレンドで造られるブラン・ド・ノワールとなっています(黒葡萄で造られる白)。
ブラン・ド・ノワールというだけあってほのかにピンクがかっており、風味にもサクランボのような淡い赤系果実が感じられます。そういう意味では白とロゼの中間といった印象かも?
華やかさはありますが、フィニッシュにかけての印象に硬質感があり、さらにアルコールも案外高めな印象を受けるので(他のエクリプスに比べて)、気軽にサクサク飲んでしまうと時間とともに辛くなるかもしれません。
エクリプスのカバと比較すると大きな価格差がありますが、世界観にそれ相応の違いがあるのは確かです。とはいえ、純粋なコストパフォーマンスとなると判断が難しい部分もあるので、「エクリプスシリーズの水平試飲」といったテーマを掲げて比較を行うと面白いのではないでしょうか。
(2003/07)