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- Very Good Quality -

1964 Château Margaux
Château Margaux生産者ワインリスト

Château Margaux

1964年のシャトー・マルゴーは、カベルネ・ソーヴィニヨン75%、メルロー20%、カベルネ・フラン&プティ・ヴェルド5%というセパージュになっています。一般的にこの時代のシャトー・マルゴーは評価が低く、加えて難しい天候が続いたこともあるので正直風向きが良いとは言えません。前後の63年と65年が「60年代最悪」を争うヴィンテージだったこともあり、間に挟まれた64年は比較的良い評価がなされることもありますが、それでもロバート・パーカーの評価は厳しいものとなっています。

今回のワインは1998年にシャトーでリコンディションがなされた1本なので、このヴィンテージのワインとしてはかなり状態が良い方だと思います。エッジは少しオレンジがかってはいるもののしっかりとした濃く強い色調だったので、見た目からはあまり古酒らしさを感じませんでした。しかし、抜栓直後から印象的だったのがその香り。葉巻、乾き気味の腐葉土、軽いタール、革といった要素が絡み合う、複雑かつ凝縮度の非常に高い強烈な香りが鼻腔を貫き、その明確なまでの表情と個性がストレートに伝わってきます。40年近い熟成によって育まれたこの香りの説得力はかなり高く、長い年月を経たという重みが伝わります。当初はこの香りに馴染めない人もいましたが、一度でも受け入れることができれば、その後は大いなる魅力となって体内に染み入ってきます。ボディは強固ですが特に大きいわけでもなく、香り以外の要素と言えば微かに残った果実味と程よく流れる酸がある程度なので、逆に言えばこの香りをいかに受け入れ楽しむかがキーポイントになってくるかもしれません。

純粋な味としての評価を考えると、特筆するには至らず良質止まりと言えるかもしれません。しかし、シャトーでのリコンディションが功を奏しているのか、まだまだ潜在的なパワーは十分維持しており、今後5年程度であれば安心して美味しく飲めそうな印象を受けました。今回の1本だけを見た場合、パーカーが下した評価は明らかに低すぎると感じましたが、それでも60年代の流通量そのものが減少していることもあるので、どうしても価格が高くなる傾向にあります。状況によってはそれ相応の満足感を得るのが難しいかもしれませんが、ボトルのコンディションさえ良ければ想像以上のポテンシャルを発揮してくれるので、バースデーヴィンテージとしての思い入れであったり、大切な人への贈り物であったりするなど、このワインにより多くの想いを込められるようであれば、必要十分なコストパフォーマンスは得られると思います。飲み手に委ねられる要素が多いので絶対的な評価は下せませんが、個人的には「シャトー・マルゴーの底力」を痛感させられた1本でした。
(2003/11)

参考市場価格:28,934円~61,500円(平均約44,854円)
点数評価:78(WA)

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