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横幅は大きくありませんが、何も考えなくても素直に美味しいと感じる甘く魅力的な果実の力が秀逸で、抜栓直後から勢いよく開いてくれました。この割り切ったスタイルはかなり心地よく分かりやすいものとなっていますが、しっかりと時間を与えてやれば果実の魅惑が一段落し、逆にボディの堅牢さやアルコールの強固さがじわじわと伝わってきます。そういう意味では意外と秘めたるポテンシャルを持っているのかもしれません。
今飲んでも素直に美味しく、なおかつある程度の熟成も期待できるので、幅広い状況でお勧めできる優秀なワインだと思います。
(2003/12)