- Good Quality -
セミヨン50%、ソーヴィニヨン・ブラン50%というセパージュで造られる、シャトー・リューセックの辛口版白ワインです。2001年ヴィンテージはボルドーの白やソーテルヌにとって偉大なヴィンテージになるという評判なので、極甘口の本家リューセックだけでなく、辛口のエール・ド・リューセックにも注目が集まると思います。
葡萄の表情が素直に表出している印象ですが、抜栓日は少し整然とし過ぎて魅力があまり伝わってきませんでした。しかし、翌日になると柔和な表情を見せ始めます。さらにじっくりと時間を与えると、しっかりとした果実の魅力と力が徐々に現れ、将来的な可能性を感じるまでの進化を遂げていました。
現状でも十分楽しめますが、セミヨンやソーヴィニヨン・ブランをあまり好まない人にとっては難しい内容と言えるかもしれません。しかし嗜好に合うのであれば、現在の率直な状態を素直に楽しんでも、将来的な可能性を信じて暫くセラーで寝かせておいても、どちらを選択しても大きな失敗はないと思います。
(2004/11)