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マンガ「神の雫」で取り上げられ話題となった(取り上げられたのは2000年ヴィンテージ)、格付け3級の「シャトー・ジスクール」がオー・メドックで造るワインです。
ヴィンテージの影響か、年々「早く飲めるスタイル」に変化しているような印象を受けますが、今回は「まさに2003年!」と言える豊満なスタイルで、かなりわかりやすく楽しめるワインとなっています(大まかな指向性として、同じ2003年のフィエフ・ド・ラグランジュと共通するものがあるかも!?)
抜栓日こそ、カベルネ・ソーヴィニヨン的な緑系のハーブ風味が色濃く表れていましたが、猛暑と言われた2003年だけにポッテリとした体躯が印象的で、甘く丸く柔らかい表情によって素直に楽しむことができます。
質実さは特になく、やや安易な指向性であることは確かですが、このクラスのワインであれば逆にこれぐらいの方が良いと思えるのもまた事実なので、結果的に「より幅広い層に受け入れられるスタイル」になっていると思います。
(2006/11)