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- Very Good Quality -

1999 Barolo La Serra
Azienda Agricola Roberto Voerzio生産者ワインリスト

Barolo La Serra

造り手の「ロベルト・ヴォエルツィオ」は、1985年創設となる新世代の醸造家でもあります。クオリティ重視の少量生産故に「超高価」&「入手困難」という傾向にありますが、世の評価は非常に高く、一度は飲んでみたい造り手だと言えます。

ロベルト・ヴォエルツィオといえばラ・モッラが本拠地となりますが、今回のクリュ「ラ・セッラ」は、ラ・モッラの中でもとりわけ有名な「ブルナーテ」や「チェレクイオ」に隣接する位置にあります(年産4,500本)。

ラ・モッラのバローロらしく精緻で綺麗に整っていますが、アルコールが極めて高くツンと立ちのぼってくるので(表記は14.5%)、抜栓日は少し向き合いにくい表情となっています。アルコールに続いては酸、そしてタンニンが層を成して位置し、果実の華やかさはややこぢんまりと奥まったところにあるので、思った以上に厳格な陰的表情を色濃く感じます。

ロベルト・ヴォエルツィオらしく非常に凝縮度が高く、色調もネッビオーロにしてはかなり濃い方なので、根底にある力強さがストレートに伝わってきますが、決して暴れるような立ち振る舞いではなく、不思議と落ち着いた佇まいがあり、その時点のバランス具合に関係なく常に焦点が定まっているような印象を受けます。

時間とともにキツめのアルコールもほぐれていくと思いますが、各要素の力配分が整うまで長期間熟成させたとすると、各要素の落ち着きによって構造の中空化がみられそうな気配もあるので(最もネガティブに成長した場合)、相対的にはどの時点で飲むかの判断がやや難しいかもしれません。表情は硬いものの、「若い」というよりは「そういう指向性」という感じもするので、基本的には今飲んでもそのポテンシャルは十分享受できると思います。とりあえず、今飲むのであれば抜栓翌日まで持ち越すか、もしくはデキャンタすることをお勧めします。
(2006/12)

参考市場価格14,600円~20,790円
点数評価95(WS)、92(WA)

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