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- Good Quality -

2006 Blanc de Valandraud No1
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Blanc de Valandraud No1

2000年にヴァランドローの畑に隣接する区画(つまりサン・テミリオン)で新たに白葡萄を植樹し、2003年から造られることになったのがこの「ブラン・ド・ヴァランドロー」。セパージュはソーヴィニヨン・ブラン30%、ソーヴィニヨン・グリ20%、セミヨン50%。ファーストラベルの「No1」とセカンドラベルの「No2」の2種類が造られますが、それぞれ3,000本、4,000本程度の極少数生産となっています(No1のみ新樽比率60%)。

メントール系のスッキリとした昇華感に、フレッシュグリーン系の軽快なハーブ風味が綺麗に相まって、全体を通じて素直に楽しめる仕上がりとなっています。表情のベースはソーヴィニヨン主体ですが、その内部にセミヨンらしい甘味がしっかりと位置しているので、適度な口当たりの良さもしっかり確保されています。複雑さはそれほどありませんが、ソーヴィニヨン系の酸味がしっかり感じられることで全体が引き締まり、それでいて厳しすぎない程度に優しい果実味が寄り添う点など、どちらかというと「心地良さ」や「流麗感」といった要素を主眼としたスタイルだと言えそうです。

その良さは誰にでも理解できる素直な表情ではありますが(難易度は低め)、いかんせん価格が異常なまでに高く(ヴァランドロー的造りで少量生産となると仕方が無い面も?)、とても気軽に買えるような代物ではないので、ヴァランドローやテュヌヴァンのワインに対して特別な想いを持っている人以外はスルーしておくほうが無難です。決して悪いワインではありませんが、さすがにブラインドで飲んでこの価格だと言い当てられる人はいないと思うので、一歩間違えるとかなり残念な結果になってしまうかもしれません(No1の内容でNo2の価格帯ならまだアリかも!?)。
(2011/09)

参考市場価格17,500円~20,000円
点数評価93-95(WJ)

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