進化と発展を続ける「日本ワイン」
キャンティ&キャンティ・クラッシコ
偉大なる王のワイン「バローロ」
ニュージーランドを牽引する日本人生産者
進化と発展を続ける「日本ワイン」
特別特集「シャブリ」
紡がれるブルゴーニュの伝説「ルロワ」
大地の恵みと多様なテロワール「エトナ」
新たな潮流「スパークリング日本酒」
ジュヴレ・シャンベルタン
白ワインの聖地「フリウリ」
特別特集「ニュイ・サン・ジョルジュ」
楽天市場「バローロ」
楽天市場「バルバレスコ」
楽天市場「パウエル&サン」
------

- Good Quality -

2007 Paretaio
Azienda Agricola Casale - Falchini Riccardo生産者ワインリスト

Paretaio

造り手の「カザーレ」は1964年に設立され、最初のワインを生み出したのが4年後の68年ということなので、伝統産地トスカーナとしては比較的新しい世代の造り手と言えるかもしれません。ラインアップの中で特に重要度の高いアイテムとしては、サンジョヴェーゼで造られるこの「パレタイオ」と、カベルネ・ソーヴィニヨンで造られる「カンポラ(メルロー5%含む)」の2つがあげられます。

サンジョヴェーゼ気質が主体となったスタイルではありますが、骨格感や張りといった性質はほとんどなく、タイトさと酸といった要素に、近づきやすい適度な柔らかさと乾いたタンニンが付加されたような、ある種の現代的手法を用いた補助ブレンド使用ワインといったスタイルになっています。とはいえ、本質的な世界観は思いのほか伝統的でもあり、どことなく90年代後半のキャンティ・クラッシコを彷彿とさせるようなテイストがあったりもします。

抜栓日の印象は、内包する意外な柔らかさ(メルローっぽさ?)がやや強めでしたが、潜在的なタンニン含有量は思った以上に膨大で、数日経過させると、軽快ながらも口中の渇きを伴うような強いタンニンの表情を感じることになるので(カベルネ(ボルドー)的な屈強さ?)、向き合いやすい体裁がとられてはいるものの、潜在的なポテンシャル(超寿命要素)は意外と期待できそうな印象があります。
(2011/12)

参考市場価格2,079円~2,352円
点数評価91(WA)

ホーム > イタリア > トスカーナ > I.G.P. & I.G.T > パレタイオ
Home > Italy > Toscana > Indicazione Geografica Protetta & Indicazione Geografica Tipica > Paretaio

Global Partners