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- Good Quality -

2009 Nuits-Saint-Georges 1er Cru La Perrière
Domaine Henri Gouges

Nuits-Saint-Georges 1er Cru La Perrière

非常に珍しい、ニュイ・サン・ジョルジュで造られる白ワインですが、輪をかけて珍しいのが使用される葡萄品種。実際に使用されているのは1936年にグージュ家の畑で発見された「ピノ・ノワールの突然変異種の白葡萄」で、自らの名をとって「ピノ・グージュ」と名付けられています。本来はピノ・グージュという品種ではプルミエ・クリュのペリエールを名乗れませんが、表向きはピノ・ノワールとして半ば強引に出荷されているようです。

色調はやや緑がちの黄緑色で、しっかりとした酒質とトロミのある質感に、緑系のハーブ風味を感じる爽やかさが加味されています。酒質の強固なソーヴィニヨン・ブランといった印象もありますが、アルコールが強く(13%表記)、そこから立ち上る甘味と痺れるような辛味が力強さや圧迫感を生み出しています。抜栓日は果実味とのバランスも良好でとても美味しく飲み進められますが、翌日に持ち越すと辛味が勝る傾向にあるので、時間とともに少し距離感が生まれるようになります。とはいえ、適度なボリューム感と硬質感により、ブルゴーニュらしい品位や風格をそれとなく披露してくれるので、純粋に味覚で感じる以上の良質さやポテンシャル、そして満足感を実感することが出来ます。

その希少性だけでなく、クリマ名付きのプルミエ・クリュということで、実際のところかなりの高価格帯ではありますが、プルミエ・クリュのペリエールではなく、便宜上ピノ・ブランと名乗ってACブルゴーニュとして出荷されているアイテムもあるので、コストパフォーマンスを重視する場合はそちらを選ぶというのもアリかもしれません。いずれにせよ、興味深い品種特性を持っているので、経験という意味においても一度は試してみてもらいたいところです。
(2014/05)

参考市場価格7,329円~12,860円(平均約10,349円)
点数評価--

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