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2008 Turriga
Argiolas S.p.A.

Turriga

サルデーニャを代表する生産者「アルジオラス」のフラッグシップがこの「トゥッリーガ」。サルデーニャを代表する土着品種「カンノナウ」を主体とし、カリニャーノ、ボバル、マルヴァジア・ネーラといった補助品種がブレンドされています(詳細な比率は不明)。2008年は20周年を記念するヴィンテージということもあり、エチケット上部に特別な帯が貼ってあるだけでなく、他にも限定でデザイナーのアントニオ・マラスが手がけた特別ボトルも存在するようです。

名実ともにサルデーニャを代表する1本ですが、まさにその言葉通りとも言える、安定感ある良質かつ中道な世界観が広がります。しっかりとしたタンニンを有しながらもテクスチャは微細かつなめらかで、ほろ苦いチョコレートなどのバリック系要素やしっかりとしたアルコール感と相まって、心地よい甘みへと繋がります。緑系のハーブ風味を感じる点や、強固でありながらも不意に軽さを感じるような落ち着いた重量感など、どことなくサッシカイアを彷彿とさせる佇まいがあり、不思議とトスカーナにおけるカベルネ・ソーヴィニヨン主体のワインに似た性質を感じます(いずれもジャコモ・タキスが関与していたからでしょうか?)。

同じカンノナウでも直前に試飲したテノレスとは全く異なる世界観なので、サルデーニャという地のポテンシャルとその多様性に感服するしかないとも言えます。土着品種で造られるとはいえ、トゥッリーガは万人に受け入れられるであろう王道的な世界観なので、より多くの人に素直に受け入れられると思います。現状では、抜栓日はやや一体感に欠ける印象でもあるので、抜栓後にしっかりと時間を取るか、もしくはその真の姿が露わになる翌日まで待つなど、焦らずじっくりと向き合ってもらいたいところです。
(2015/03)

参考市場価格--
点数評価96(JS)、95(V)、92(WE)、90(LM)、90(WS)

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