進化と発展を続ける「日本ワイン」
キャンティ&キャンティ・クラッシコ
偉大なる王のワイン「バローロ」
ニュージーランドを牽引する日本人生産者
進化と発展を続ける「日本ワイン」
特別特集「シャブリ」
紡がれるブルゴーニュの伝説「ルロワ」
大地の恵みと多様なテロワール「エトナ」
新たな潮流「スパークリング日本酒」
ジュヴレ・シャンベルタン
白ワインの聖地「フリウリ」
特別特集「ニュイ・サン・ジョルジュ」
楽天市場「バローロ」
楽天市場「バルバレスコ」
楽天市場「パウエル&サン」
------

- Very Good Quality -

N.V. Marie-Courtin Éloquence Extra Brut Blanc de Blancs
Marie-Courtin (Dominique Moreau)

Marie-Courtin Éloquence Extra Brut Blanc de Blancs

2000年に義父から畑を継承し、2009年になって初めて2006年ヴィンテージをリリースした若手の女性生産者が「ドミニク・モロー」。自然な畑仕事を行なっていた曽祖母から名前をとって「マリー・クルタン」と名付けています。

近年注目が集まるオーブで、ビオディナミにこだわりテロワールを意識したシャンパーニュ造りを行なっていますが(ビオは2005年から)、メインのアイテムとなるのはピノ・ノワールによるブラン・ド・ノワールで、唯一、「豊かな表現力」と言う意味を持つこの「エロカンス」のみ、シャルドネで造られるブラン・ド・ブランとなっています(年間生産本数1,200本)。ノン・ヴィンテージ扱いとなっていますが、中身は単一ヴィンテージで造られるミレジメ相当で、エクストラ・ブリュットの記載はあるものの、実際には一切補糖を行わないノン・ドゼになります。

まず驚かされるのがその色調。非常に豊かな黄金色で、その見た目に即した濃密さ、そしてどこかリキュールを彷彿とさせるエキス分の濃さが非常に印象的です。一般的なノン・ドゼのブラン・ド・ブランのイメージを根底から覆す、その重厚さと豊かな表情、そのエネルギーの密度には素直に驚かされますが、コアには優しい酸化熟成のニュアンスが溶け込み、それでいてしっかりとした酸が後味を引き締め、終始魅力ある世界観が広がります。

明確な信念と個性を持ち合わせていることもあり、どのような場面でも無理なく楽しめるような、ある種万人受けするような大量生産系シャンパーニュとは対極にある世界観だとも言えます。それ故に、多少飲み手や場面を選ぶ傾向にはありますが、非常に優れたポテンシャルを有しているのは間違いないので、特別な場面を彩る1本としてじっくり味わいたいところです。
(2017/12)

参考市場価格8,505円〜10,368円(平均約9,708円)
点数評価--

ホーム > フランス > シャンパーニュ > マリー・クルタン エロカンス エクストラ・ブリュット ブラン・ド・ブラン
Home > France > Champagne > Marie-Courtin Éloquence Extra Brut Blanc de Blancs

Global Partners