- Very Good Quality -
シャトー・ド・ボーカステルの「ドメーヌ・ペラン」と、アメリカでの輸入代理店でもある「ロバート・ハース」によるジョイント・ベンチャーがこの「タブラス・クリーク」。
コート・ド・タブラス・ブランは、ボーカステルらしいローヌスタイルの白ワインで、自社畑で栽培される4品種のブレンドで造られています。ヴィンテージ毎に若干比率は異なりますが、2015年のブレンド比率はヴィオニエ26%、グルナッシュ・ブラン25%、マルサンヌ25%、ルーサンヌ24%となっています。
淡く広がるレモン、パイン、そしてナッツのニュアンスが心地よい口当たりを構築していますが、全体像としてはキレのある美しい硬質感と軽やかな流水感が印象的で、後味に広がるヒリリとした辛味など、どことなく日本酒にも似た凛とした佇まいを有しています。充実した果実味を感じさせながらも、引き締まった冷涼感のあるその表情は、昼夜の寒暖差の激しいパソ・ロブレスらしいスタイルと言えるのかもしれません。
(2020/06)