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496
Spring Valley Brewery生産者ワインリスト

496

ビール会社大手のキリンの社内ベンチャーとしてスタートした、こだわりのクラフトビールブルワリーが「スプリングバレーブルワリー(SVB)」。多種多様なクラフトビールの飲み比べや料理とのペアリングなど、新たなビール体験を提案するプロジェクトでもあり、現在のところ「代官山」「横浜」「京都」に醸造所併設店舗を構えています。

この「496」は、SVBが手がける6種類の定番「コアシリーズ」のうちの一種類で、既存のどのスタイルにも当てはまらない、究極のバランスを追い求めたSVBのフラッグシップビールとなります(ブリュワーは「蒲生徹」)。

究極のバランスを追い求めているのが最大の特徴でもあり、明確な個性を解き放ちながらも、エールのような芳醇さ、そしてラガーのようなキレ、IPAのような濃密なホップ、これらの要素をバランスよく取り入れています。その究極のバランスを追い求めた姿勢から、完全数とも呼ばれ古代ギリシアで神聖な数字と崇められた「496」と命名されています。

初めて試飲した時の最初の一口目のインパクトがいまだに忘れられませんが、既存のビールとは異なる明確な個性とビジョンを持っていて、香り高く芳醇、同時に濃密でありながら、心地よい口当たりで無理なく飲み進められるのが非常に印象的です。飲み方や選ぶグラスによってその印象は思いの外変化する傾向にありますが、それでも基本的には、一気に飲み干してしまうよりも、時間をかけてじっくり向き合うほうがその良さが伝わる傾向にあり、そのボディに内包する要素の資質などからして、かなりワイン的な世界観を色濃く持ったビールという印象だったりもします。

見た目のアンバーな色調からも分かる通り、芳醇かつ濃密ではありますが、実際にはそれを感じさせないぐらいスムーズに飲めてしまうので、一般的に市販されている大量生産系のビールと同じように、しっかり冷やして一気に飲み干すという飲み方でも十分楽しめてしまうのが面白い点でもあります。ただ、そういった飲み方だと496の本質にはあまり触れることなく、表層を撫でただけでサラッと終わってしまう可能性もあるので、個人的には「スローフード、スローライフ」といったスタンスが似合うような、ゆったりとした落ち着いた時間と共に嗜んで欲しい気分だったりもします。
(2020/12、2021/01、2021/02)

参考市場価格2,510円(330ml x 6)4,990円(330ml x 12)
点数評価--

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