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- Good Quality -

2019 Amanda Merlot
Cyclo Vineyards Co., Ltd.生産者ワインリスト

Amanda Merlot

競輪などで活躍した元プロサイクリスト「飯島規之」による第二の挑戦がワイン造り。ワイン名の「アマンダ」は、東京田端にあるサイクル&カヌーショップの「アマンダスポーツ」が由来。ラベルのイラストもアマンダスポーツの千葉美直穂による点描画が使用されています。

畑は千曲川左岸、標高660mの八重原台地の南東の縁にあり、強い粘土質土壌が特徴の自社畑100%(「メイン畑」と「第1コーナー畑」のメルロー100%)、そして新たに完成した496ワイナリーで造るファースト・ヴィンテージとなります。熟成には新樽比率50%のフレンチオーク樽を使用。無補糖、無補酸で仕上げ、ノンフィルターでボトリングされています。

抜栓直後から独特の香りが広がり、醤油や味噌、煮詰めたウスターソースのようなニュアンスに、ややツンと立ち上る揮発系の要素が感じられます。若干還元傾向にあるのかもしれませんが、抜栓後少し時間を置くことで落ち着き、徐々に表情に纏まりが出始めるので、場合によっては30分〜1時間程度余裕を持って、事前に抜栓しておいた方が良いかもしれません。

表層的には滑らかで程よい重量感の心地よいスタイルではありますが、その内部は想像以上に重層的で、日本のメルローに散見される青みがかったハーブ風味も多少は感じられますが、それよりもとにかく粘土質土壌らしいリッチさや、ブーケガルニを使った煮込み料理のような独特の個性の方が非常に印象的です。一般的なメルローのイメージとはかなり異なる世界観ではありますが、それでも非常に高い意識と拘りを持って造られていることが具に伝わり、ワインを通してその人柄が透けて見えるような印象を受けます。以前試飲したソーヴィニヨン・ブランと同じように、日本のワインとは思えないレベルでしっかりと濃密な味が乗っている傾向にあり、同時に造り手としてのビジョンも見える明確な個性を発揮しているので、第一歩となるファースト・ヴィンテージからこのクオリティを発揮できるのであれば、その将来性にはかなりの期待が持てそうです。
(2022/06)

参考市場価格3,900円
点数評価--

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