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- Good Quality -

2018 Pinot Noir Reserve
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Pinot Noir Reserve

通常のピノ・ノワールを樽熟成後に選別し、出来が良かった3樽分を別ロットとしてボトリングしています。通常のピノ・ノワールよりも1年遅れてのリリースとなったため、リザーブシリーズとしてカテゴライズされています。

ピノ・ノワールらしい軽やかでエレガントなボリューム感ですが、思いの外身が詰まっていて、特に「旨味」がかなり明確でストレートに訴求してくる傾向にあります。ただし、際立つ旨味に半してその表情には想像以上の熟成感が漂っていて、紅茶や枯葉のニュアンスなど、まだ4年しか経過していないとは思えないほどの不思議な熟成要素が漂います。それでも旨味主体の表情ということもあり、抜栓日は概ねポジティブな世界観が広がりますが、残念ながら翌日に持ち越すとエネルギーが減衰し、枯れた酸が表出するとともにかなりの退廃感が広がるようになります(抜栓直後が印象的なだけに味の抜け落ちもやや気になる)。

基本的な構成要素は良好ですが、抜栓日の明快なポジティブさと、翌日に持ち越した時の不思議な減衰感、この独特の位相変化はこのキュヴェに限った話ではなく、大なり小なり楠ワイナリーが手がける他のアイテム全般に共通する指向性なので、おそらく「そういうスタイル(グラス一杯だけで判断する短時間のテイスティングや、抜栓日に全て飲みきることで最大のパフォーマンスが得られるような設計思想)」で造られているとは思うのですが、純粋な表情の変化以上に、結果として伝わってくる訴求力にかなり大きな影響を与えている印象なので、飲み手としては事前にある程度の注意が必要かもしれません(逆に言うとサービス面がかなり重要)。
(2022/07)

参考市場価格6,611円〜6,700円
点数評価--

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