- Good Quality -
1612年にカプチン会の修道僧によって創設されたのがこのドメーヌ・ヴァインバック。ヴァインバックを象徴するモノポール「クロ・デ・カプサン」の内、砂とシルトが混ざった土壌で栽培されるシルヴァネールとなります。
フレッシュでスッキリとした爽やかな表情で、グリーン系のハーブのニュアンスにナッツ系の風味が相まって素直で実直な表情が広がります。石を舐めているような、苦味と収斂要素を兼ね備えたミネラル主体の資質が土台にあり、同時に蜜的に凝縮した果実味を内包しているのが印象的で、確かにヴァインバックの上のキュヴェと比較すると全体的に大人しめかつ現実的なスタイリングではありますが、それでも一般的なシルヴァネールと比較するとかなり緻密で凝縮している印象でもあります。
(2022/08)