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- Very Good Quality -

2024 Gewurztraminer
Domaine Tetta生産者ワインリスト

Gewurztraminer

セパージュはゲヴュルツトラミネール97%にシャルドネ3%。樹齢は6年。収穫時(2024年9月10〜14日)の糖度が21.2でそのまま野生酵母で発酵しアルコール度数が12%。亜硫酸塩を15ppmのみ添加し極粗濾過でボトリングしていますが、醸造工程で補糖、補酸、清澄剤はなし。ファースト・ヴィンテージの2023年は微発泡のペティヤン仕立てでしたが、2年目となる今ヴィンテージはマセラシオンを行いステンレスタンクで9ヶ月熟成させ、通常のスティルワインとして造られています。発酵はステンレスタンク、熟成はステンレス樽を使用。2025年8月5日にボトリングを行い、生産本数は1,102本のみ。

思いのほかしっかりとした黄色系の色調で、まず驚かされるのが高い粘土を感じさせるトロミのある液質。さらにライチやオレンジなどの果実感に、爽やかなエッセンスが加わり、そこに野生酵母らしい複雑味と旨味が内包されています。どことなく、クラフトビール系のエールビールのようなニュアンスがあり、爽やかな観点がソーヴィン・ホップのような雰囲気でもあります。全体像としては日本ワインらしいエレガントで水流のような軽やかな立ち振る舞いでありながら、その実、内部は非常に密度感があり、シトラスピールに近い雰囲気を持つ強目の苦味など、意外なほど複雑な要素を兼ね備えています。かなり飲みごたえがあるリッチなげヴュルツでありながらも、受ける印象は美麗というその独自性に大きな可能性を感じさせます。

2024年ヴィンテージは過去10年で3番目に雨が多かった年で、熟度はあまり上がらなかったようですが、それでも出汁の効いた優しい味わいの料理よりも、スパイスの効いた食事との相性のほうがより良さそうな印象ではあり、サラリとしつつもコアには十分なエネルギーを感じるので、今後樹齢が上がってくるとさらに高いポテンシャルを発揮してくれそうな印象でもあります。
(2025/12)

参考市場価格5,500円
点数評価--

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