- Good Quality -

セパージュは、土着品種の「リボッラ・ジャッラ」。果皮を漬け込んで造るオレンジワインのスタイルということもあり、一般的な「白ワイン」とは趣を異にする独自性の強いの世界観となっています。
ボトルの底の方は澱を内包し濁ってはいるものの、全体としてはクリーンで透明度の高い琥珀色となっています。アンバー系のワインらしいタンニンによる渋みはあるものの、主たる要素は明確な「酸」で、酸味の種類がどちらかというとバルサミコのような醸造酢系のニュアンスで、表層のクリーンさとは裏腹に一定の退廃感も有しているので、少し飲み手を選ぶスタイルと言えるかもしれません。とはいえ、金柑や柑橘系果実を感じる明確な風味が広がるので、この手のオレンジワインに求められるような個性と主張はしっかりと感じられます。ただ、全体的に少しさっぱりとしていて、仄かにバター系のクリーム資質も感じられる点など、相対的にややダリオ・プリンチッチらしい良さが影を潜めている印象でもあります(価格の上昇傾向もかなり気になる)。
(2026/01)