- Good Quality -

シャサーニュ・モンラッシェと地続きのサントネイですが、村の境界線上にあるクリマの「ラ・コム」はプルミエ・クリュになるものの、ギィ・アミオが所有する区画はより標高が高い位置にある「ラ・コム・ドゥシュ」なので、こちらは村名のクリマとなります。
10数年ぶりの試飲となるサントネイのラ・コム・ドゥシュですが、よりギィ・アミオらしい造り手のスタイルとモダンな指向性が色濃く反映された明確な世界観へと進化しています。葡萄の熟度が高く、ややジャムっぽい資質ではありますが、ラズベリーのような赤系果実をベースに、適度な酸も感じられ、後味にかけて明確な苦味が広がります。ボディはやや軟質でポッテリとしている傾向にはありますが、外殻は適度なタイトさと硬質感を有しているので、高い熟度を持っていても、ダレや緩みが発生することはありません。
要素は豊かで、果実味、酸、タンニン、それぞれ豊富な含有量なのでポテンシャルを存分に発揮するには少し時間が必要な印象ではありますが、それでも高解像度系のワインではなく、複雑さを放つようなタイプでもないので、基本的には抜栓後にある程度の時間を与えてやるという前提があれば、いつどのタイミングで飲んでも相応の表情は披露してくれそうな印象です。
(2026/03)