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2000 Barolo Vigna Mandorlo
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Barolo Vigna Mandorlo

リッチできめ細かいスタイルになると言われる「カスティリオーネ・ファッレット」で生まれるバローロです。マンドルロ葡萄園のネッビオーロが使用され、通常は「ヴィーニャ・マンドルロ」として出荷されますが、この2000年はヴィーニャ・ダルバ協会が毎年一番優れたバローロに与える「セレツィオーネ・カヴァリエーリ」に選出されていることもあり、市場にはこの通常ラベルの他にも特別仕様ラベルが少量流通しています。

概要としてはスタンダードのバローロと共通するスタンスが垣間みられ、伝統の良い部分と現代の良い部分をうまく組み合わせたような、程よく纏まった難のない指向性となっています。とはいえ、その風貌や披露される世界観から漂うある種の余裕は、やはり「マンドルロ」の冠が感じられるものであり、複雑さや込められたエネルギー量をとってもひとつ上のクラスを感じます。

暑かった年らしく、熟度のある果実味がしっかり乗り、初期段階の飲み頃とも言える現状でも素直に楽しむことができます。ただし、厚みがやや乏しい傾向にあり、ネッビオーロらしい強固なタンニンなどからくるタイトな収斂性も感じられるので、もし古典的なスタイルをより好む場合は、抜栓後数日経過させたり、もしくはデキャンタージュするなど、サーヴに少し工夫を凝らした方がより満足出来るかもしれません。

1997年のような圧倒的果実味、そして強靭な体躯といった系譜にはなく、純粋な味覚として明確に優れた点を持っているわけではありませんが、うっすらと後ろ姿が垣間みれるようなたおやかな佇まいは、良きバローロならではの魅力とも言えるので、1万円を超えるような超絶クラスのバローロには及ばないとしても、この価格帯としては十分満足出来る内容を提示してくれると思います。
(2009/01)

参考市場価格5,649円~6,132円
点数評価77(LM)

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