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2016 Black Queen Barrel Aged
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Black Queen Barrel Aged

日本の固有品種でもあるブラック・クイーンを樽熟成で仕上げた珍しいキュヴェとなります(樽熟成2年、瓶熟成2年以上)。

色調はかなり濃く、一見するとボディの豊かな重厚系のスタイルを想像してしまいますが、実際は突出した酸が際立つ、とにかくただただ「酸っぱいワイン」になっているのが非常に残念な印象です(酸に耐性がある人ですら顔を顰めるレベル)。全体的な造りそのものは悪くないものの、ボディがかなり薄く軽やかで、やや古ぼけたニュアンスの樽風味が仄かに広がる傾向にあり、酸が突出しているというよりも、むしろ端的に酸以外の要素が欠落してしまっているような印象で、結果としてただ酸っぱいだけの飲み物になってしまっているのが残念なところではあります(甘みのない紫蘇ジュースのような雰囲気)。

翌日に持ち越した時の独特の減衰感も、同じ造り手のMBAデラウェアと同様の傾向にあるのもやや気になりますが、それでも表情が穏やかになることで多少飲みやすくなるので、突出した酸を和らげる一因と捉えた場合は、一概にデメリットとは言い切れないのかもしれません。総じて、一般的なワインとはかなり異なる世界観ではありますが、それでも超ニッチ向けとして、極端に「とにかく酸っぱいものが好き」という人には刺さるかもしれないので、そういう意味においては、基本的な造り自体はそう悪くないというのが唯一の救いかもしれません。
(2022/03)

参考市場価格2,211円
点数評価--

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