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- Very Good Quality -

2019 Sato Central Otago Pinot Gris L'Atypique
Sato Wines Ltd生産者ワインリスト

Sato Central Otago Pinot Gris L'Atypique

以前は「ノースバーン・ステーション・ヴィンヤード」の葡萄で造られていましたが、今回は2013年のみ限定で造られた「パルティキュリエール」と同じ「トスク・ヴィンヤード」の葡萄で造られています。さらに2014年と2015年はリースリングが15%ブレンドされていましたが、今回はピノ・グリに加えてソーヴィニヨン・ブランが15%ブレンドされています(全て除梗)。畑の土壌は、砂質ロームに砂利やシスト、そしてクオーツ。農薬は使用せずに栽培し、2019年4月5日に手摘みで収穫。発酵前に約10日間の果皮浸漬後、野生酵母による発酵とともに合計38日間のスキン・コンタクトを実施。フレンチオークの古樽で12ヶ月熟成し、ボトリング前に15ppmの酸化防止剤を添加。無清澄無濾過で2021年1月13日にボトリングし、生産本数は僅か3,511本のみ。

見た目はかなり濃く、キャップシールにも似た赤銅色。透明度はやや低めで軽い濁り状態にありますが、明確な澱はないので扱いやすい部類に入りそうです。凝縮した要素や収斂感のあるタンニンに反して、滑らかで纏まりが感じられることもあってか、全体としての表情はかなり落ち着いている印象です。後味もやや短めでスッと収束する点など、リースリングのラティピックと共通する基本スタイルということもあり、思った以上に間口は広い印象でもありますが、想像していたよりもかなり明確な甘味が感じられ、ドライな印象が強いオレンジワインらしからぬ果実味を持っているのが大きな特徴でもあります。

早くから飲めるスタイルに仕上がってはいますが、それでも現状ではそれぞれのピースがガッチリハマったような感覚がなく、やや甘味が強めに印象に残る点など、バランス要素としてはまだまだこれからといった傾向にあります。それでも時間とともに改善され、翌日に持ち越すと一体感が増すのは確かなので、今後の熟成でうまくポテンシャルが開花すれば化ける可能性はありそうな印象です(バランス次第で多少評価が分かれそう)。
(2022/07)

参考市場価格4,928円〜5,720円(平均約5,187円)
点数評価--

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