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- Good Quality -

2019 Storm Ignis Pinot Noir Upper Hemel-en-Aarde Valley
Storm Wines生産者ワインリスト

Storm Ignis Pinot Noir Upper Hemel-en-Aarde Valley

ラテン語で「火」という意味を持つ「イグニス」。畑の土壌が火成岩の一種でもある花崗岩で形成され、赤みを帯びた茶色の石が散見されることから名付けられています(植樹は2008年)。ストームが手がける3つのキュヴェの中では最も繊細とされ、畑の標高は3地区の中間となる約125mで北向き。発酵はフレンチオークの小樽(228l)で野生酵母による自然発酵。樽はフランソワ・フレール50%、メルキュレイ30%、シャサン20%。新樽が25%、1年樽が25%、2年樽が50%で11ヶ月間熟成。生産量は290ケースのみ。

リッジと同様に清涼感のあるスッキリと引き締まった表情なのが印象的ですが、相対的にボディによりボリューム感があり、抜栓日からより素直に果実の甘旨味が感じられる傾向にあります。2019年というヴィンテージのスタイルなのか、前年とは異なりタイトで軋みや硬質感があり、ハーブ系のスパイシーさが主要素となっていますが、他のキュヴェと比べると全体的にやや熟成が進んでいるような印象でもあります。表情そのものはコントラストがはっきりしていて、まだ一体感が得られるような状態ではないものの、それでも内包する果実要素には思った以上の熟成感があり、同時に若干の揮発酸も感じられ、抽出自体も強めでやや苦味が立つ傾向にありますが、それでも基本的な全体像は概ねポジティブな傾向にあります。前年の2018年は3つのキュヴェの中で最も好印象でしたが、今回はヴィンテージのスタイルに加えてボトル差の影響もあるのか、やや兼ね備えたポテンシャルがうまく発揮しきれていないような印象だったりもします(とは言え、他のキュヴェと同時比較しなければ十分納得できるクオリティなのは確か)。
(2022/10)

参考市場価格5,830円〜6,480円(平均約6,063円)
点数評価94(TA)

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