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樹齢10〜26年のピノ・ノワールとピノ・グリを、全房圧搾による混醸で造った個性ある一本。プロヴァンスのロゼのような淡く薄いピンク系の色調が非常に綺麗で、公式としては「中口(白ワイン)」となっていますが、白ワイン的な味わいでありながらも見た目としてはロゼとして楽しめる、まさにいいとこ取りといった印象です。
桃や洋梨のようなフルーティーさと心地よい甘味がありますが、同時に酸味もバランス良く感じられ、かなり良好な口当たりが広がります。ワイン単体として見た場合はバッカスに分がありそうな印象でもありますが、ピノ・ブラッシュはバランスが良く程よい構成要素によって食中酒として素直に楽しめる使い勝手の良さがあるので、10.5%という軽めのアルコール感も手伝って幅広い場面で活躍してくれそうな印象です。
(2025/05)