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- Good Quality -

2014 Régis Poissinet Cuvée Irizée Meunier
Leonce d'Albe

Régis Poissinet Cuvée Irizée Meunier

1947年創業の家族経営ワイナリーが「レジ・ポワシネ」。キュシュリー、バリュー、ルヴリニー、トロワシー、マルイユル・ポールに点在する合計7haの畑で「ピノ・ムニエ」を中心に栽培。2011年にはワイナリーを刷新し、畑に関しても全ての区画をビオディナミに転換するなど、品質向上にも余念がありません。

今回試飲したキュヴェ・イリゼはなんと「ピノ・ムニエ100%」。しかも2014年の単一ミレジメ。平均樹齢は35年。50%を樽、そして残りの50%をタンクで発酵し、長期間の瓶熟を経て、今回のロットは2022年7月5日にデゴルジュマン。ドザージュは2.3g/lのエクストラ・ブリュットなので、まさにレジ・ポワシネの主眼でもあるピノ・ムニエ像の真髄に迫ることができる造りになっています。ちなみにラベルはなく、直接ボトルに刻印されているタイプで、ロットナンバー入りで生産本数は2,883本になります。

色調は黄色にシフトした金色で、テクスチャの精緻さや集中度、それらを纏める全体的な立ち振る舞いにより品格を感じるスタイルとなっていて、品種に関わらずこのクラスに相応しい仕上がりだとも言えます。酸化熟成風味は控えめで調和が取れていることもあり、ムニエ独自の表情をそのまま受け取ることができます。シャルドネが少量ブレンドされたテール・ディリゼよりもボリューム感とコアの求心力を有する反面、キレや構成要素を生かしたパッケージングなどでは一歩譲る印象でもありますが、それ故に長期間熟成させた2014年のピノ・ムニエの世界観を素直に享受することが可能なので、このクラスのシャンパーニュを普段から嗜む層に対しては相応の満足感を与えることができそうです。多少気になる点としては、泡持ちがそこまでよくないことと、ボディの堅牢性や構造維持性に関して圧倒的な水準を誇るわけではないので、基本的にはそのポテンシャルを全て汲み取ることができる抜栓日に全て飲み切ってしまう方が無難かもしれません(それでもグラスはザルト等の大ぶりなグラスの方が相性は良さそう)。
(2025/08)

参考市場価格19,470円
点数評価--

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