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このフォレストは樹齢は14年のソーヴィニヨン・ブランで造られ、ホールバンチプレス後、樽発酵かつ樽熟成で醸造されます。
一般的なソーヴィニヨン・ブランの品種特性はかなり控えめで、印象としては現代の山﨑ワイナリーのスタイルを色濃く反映させたハイエンドワインと言った傾向にあります。コアには密度と硬質感を兼ね備えた凝縮した芯があり、レモン、グレープフルーツ、桃と言った多様な果実要素に加え、同ヴィンテージのピノ・グリにも共通するようなアルベド的な苦味が非常に印象的です。品種的なハーブ感はかなり控えめでほとんど感じられないので、スッキリとした硬質感及び冷涼感を生かし、葡萄本来のポテンシャルを十二分に生かしつつもしっかりと技術でコントロールしたパッケージング重視のスタイルとも言え、コストパフォーマンスとしても十分納得できる水準だと言えます。
(2025/08)