楽天市場「バローロ」
楽天市場「バルバレスコ」
楽天市場「パウエル&サン」
------

- Good Quality -

2021 Ajimu Sparkling Wine Gokka Chardonnay Pinot Noir Brut
Ajimu Budoushu Koubou生産者ワインリスト

Ajimu Sparkling Wine Gokka Chardonnay Pinot Noir Brut

全てを極めた安心院ワインにおける究極のシリーズがこの「極果」。スタンダードのスパークリングですら高いクオリティを誇りますが、この極果はブラン・ド・ブランドではなくシャルドネ75%にピノ・ノワール25%をブレンドした混醸で造られます。

2021年は大霜による被害が発生したヴィンテージで、シャルドネに関しては例年の約3割という収穫量になっています。梅雨時期の降水量は例年の43%と雨量が少なかったものの、逆に台風の影響で8月8日からの10日間で500mmオーバーという豪雨が続いた結果、果実の凝縮感は多少減っているようです。瓶内二次発酵は2022年1月〜3月、熟成期間は3年。2025年7月にデゴルジュマンを行い、ドザージュは6g/l、生産本数は1,900本と非常に少なくなっています。

ピノ・ノワールがブレンドされていることもあってか、多少色づいた色調ですが、実際には思った以上にスッキリとシンプルに纏まっている印象です。安心院らしい充足感あるスタイルかと思いきや、雨の影響もあってか、どちらかというと軽やかな傾向にあり、通常キュヴェよりも集中力や纏まりは感じられるものの、余韻の短めの収束感などもあり、「極果」というネーミングからイメージするような圧倒感あるタイプとはやや異なります。泡は適度に角が取れていますがしっかりとしていて、長期熟成により程よく溶け込んでいる印象でもあります。時間をかけて温度帯が上がってくると、やや残糖を感じる甘めのスタイルへと表情が変遷するので、やはり通常キュヴェとは根本的に異なる指向性を持ったスパークリングだということが伝わります。

価格が通常キュヴェの2倍以上するので、純粋なコストパフォーマンスとしてはやや分が悪い印象ではありますが、それでも次なるステップとしては良い選択肢ではあるので、いつもと違ったスタイルの安心院スパークリングを堪能したい時には最適かもしれません(極果の熟成タイプは2万円以上するので流石に選びにくい)。
(2025/09)

参考市場価格7,788円
点数評価--

ホーム > 日本 > 大分県 > 安心院スパークリングワイン 極果
Home > Japan > Oita > Ajimu Sparkling Wine Gokka Chardonnay Pinot Noir Brut

Global Partners