- Recommended -

メルローで有名なエノロゴ「リッカルド・コタレッラ」が手がけるスポルトレッティのフラッグシップワイン。セパージュはメルロー70%、カベルネ・ソーヴィニヨン20%、カベルネ・フラン10%。今回も前年の2015年に続いて10年の熟成を経たタイミングでの試飲となります。
相変わらずの熟度の高さが印象的ですが、まだ熟成レベルとしては初期段階といった印象で、抜栓日は端的なメルローらしい甘さが先行する傾向にあります。逆に堅牢性やポテンシャル系の要素は控えめなので、従来のヴィッラ・フィデリア像とはやや異なる印象でもありますが、そこから時間を与えて翌日に持ち越すと、ようやく端的な甘さが一歩後退し、カベルネらしいスパイス系の風味や高アルコール由来の引き締まりや妖艶さとのバランスが改善されて程よく昇華する傾向にあります。前年同様、長期熟成によって明快でリッチなスタイルではありますが、そこで終わらずしっかりと本来のヴィッラ・フィデリア像を垣間見せてくれるあたり、本来のポテンシャルが発揮されるのはまだまだ先、といったところなのかもしれません(いつ飲んでも美味しい系ではあるものの更に5〜10年熟成させても面白そう)。
(2026/01)