- Good Quality -

2022年は梅雨の長期化に加え、8月の日照期間の極端な少なさなど、例年よりも緩かな生育ペースになり収穫のタイミングが非常に難しかった年となっています。畑は「楢下畑」と「生居畑」、収穫日は10月上旬〜10月下旬。アルコール度数11.0%、総酸度6.2g/l、pH3.8、残糖0g/l。ボトリングが23年12月13日、生産本数は877本。2025年12月にリリース。
セパージュはメルロー66%にカベルネ・ソーヴィニヨン34%。似たようなセパージュのウッディ・ルージュとはかなり異なる表情で、終始ニュートラルな傾向にあり、明確な特徴を放つようなことも特にない不思議な立ち振る舞いとなっています。表層的にはメルローの丸みと柔らかい資質をベースに、カベルネらしいしっかりしたタンニンを内包する系譜にありますが、現状だと抜栓日は無表情気味で、抜栓翌日以降に持ち越すことで本来の品種の個性が多少垣間見えるといった傾向にあります。ニュートラルな資質をポジティブに捉えると、幅広い場面で無難に合わせやすいとも取れますが、逆に言うと無個性で主張がないとも言えるので、この辺りは飲み手によって多少評価が分かれるポイントかもしれません。
(2026/02)