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- Good Quality -

2018 Ava Syrah Swartland
Rall Wines

Ava Syrah Swartland

2017年に誕生した愛娘の名を冠するラールのフラッグシップがこの「エヴァ」。シェールやクオーツが混じるシスト土壌で構成された2箇所の畑から造られ、シラーが植えられているのは斜面下部の2.5ha(2.4ha?)。樹齢は21年。全房比率100%で野生酵母で発酵後、フレンチオークの古樽で11ヶ月熟成されます。

スタンダード・キュヴェのラール・レッドとは思った以上に異なる表情なのが印象的で、よりシンプルなものの、求心力やボリューム感など、土台となっている部分の厚みに分がある傾向にあります。全体的にやや色彩が鮮やかな傾向にあり、乳酸資質による親しみやすい表情が広がるので、ハイエンド系ワインに求める立ち振る舞いとは異なる性質なのがやや気になるところかも知れません(拍子抜けするほど飲みやすい)。ある意味、初期のテスタマッタ(2000年)などに見られた傾向に類似する世界観(発展途上的)でもあるので、現状はともかく、ひとまず今後の進化と発展に期待したいところではあります(それでもバーデンホーストサヴェージのような際立つ甘さはないので基本的には良好)。

乳酸系の丸みと鮮やかな表情を持つワインは、一見すると手頃なレンジの世界観に感じるものの、それでもワインの本質を露わにするには、翌日以降に持ち越すぐらいしっかりと時間を与える必要がありますが、このエヴァも抜栓後にしっかり時間を与えることで本来の資質が表出するようになります。全体的に柔らかめのボディと橙系のニュアンスを感じる程よい熟成感、そして果実の甘みとうまくバランスのとれた酸など、無理なく素直に楽しめるコアがあり、偉大なポテンシャルを感じるような系譜ではないものの、それでも素直に楽しめる概ね良好な世界観だと言えます(世間の際立つ高評価や、飲みごろまでにやや時間がかかるという評価とは真逆な印象なのが気になるところかも?)。
(2022/01)

参考市場価格7,700円〜9,500円(平均約8,408円)
点数評価96(TA)、94(VAG)

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