- Good Quality -
使用されているカベルネ・フランは標高450mにある自社畑の「Rei」のもので、収穫日は9月30日~10月7日となります。
やはりアタックから坂城葡萄酒らしい甘味が感じられますが、それでも下のクラスの猫パンチや猫なで声とは明確に異なり、あくまでもベースとなるのは質実系要素で、甘味は一定の口当たりの良さを確保するための補助的な範囲に留めているような印象ではあります。一般的なカベルネ・フランのイメージと比較するとグリーン系のハーブ風味は控えめで(品種の個性はそこまで前面には出ていない)、ハイトーンな清涼感やバランスの取れた酸は感じられるものの、それでも日本ワインらしい優しく軽やかな立ち振る舞いが基本にあり、適度にクッキリとした輪郭を持ちながらも気難しさがなく、幅広い層に素直に受け入れられそうなスタイルに仕上がっています。
(2025/02)