- Good Quality -

新潟県の胎内市が運営するという、まさかの市営ワイナリーがこの「胎内ワイナリー」。「ツヴァイゲルト」は造り手を代表するワインで、2025年日本ワインコンクールで「銅賞」を獲得しています(ギフトボックス入り)。葡萄は胎内市の自社畑100%で造られるという完全ドメーヌタイプで、標高は約200m、南西向き斜面で地質は泥岩と花崗閃緑岩、土壌は粘土質で、セパージュはツヴァイゲルト100%。
ブレンドで造られる「アッサンブラージュ」とは異なり、フラッグシップとも言えるこのツヴァイゲルトは単一品種で造られていますが、そのモノセパージュらしさが明らかに他のアイテムとは異なる表情を生み出しています。ボディはより細身で軽量な傾向にあり、落ち着きのあるスッキリとした酸味を主体とした冷涼感と緻密さが印象的です。表情は比較的ニュートラルでしっかり細部までコントロールされていて、最も印象的なのがその「丁寧な造り」とそこから生じる「均整の取れたテクスチャ」。他のアイテムと同様に日本ワインらしからぬ落ち着いた佇まいがあり、造り手の世界観が既に完成されている印象で、細部まで行き届いた丁寧な仕事が結実しているかのようなスタイルでもあります。とはいえ、素直な訴求力や純粋なコストパフォーマンスとしては明らかに「レゼルヴプリヴェ」に分がある印象で、そもそもの方向性が違うので同一比較するものではありませんが、それでも胎内ワイナリーのワインを象徴する1本を選ぶとしたら、個人的にはレゼルヴプリヴェをお薦めしたいところではあります(単一品種アイテムはより深掘りしたい人向け)。
(2026/03)