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2024 Steuben Special Cuvée
Kyoto Winery Shijo Kawaramachi Jozo (Chaos Co., Ltd.)生産者ワインリスト

Steuben Special Cuvée

青森県五所川原産のスチューベンを京都の四条河原町にある髙島屋、その新館「T8」ゾーンの地下1階「Eat8」ゾーンにある完全都市型のアーバンワイナリーで醸造。低温で保存が効くというスチューベンの特性を生かし、2025年の1月25日まで仕込み日を引き伸ばして醸造。通常キュヴェよりも約1ヶ月早くボトリングし「60本限定(全てロットナンバー入り)」で5月7日にリリース。澱下げをあまり行っていないので非常に多くの澱が沈殿しかなり濁っていますが、アルコール度数が10%と低めで非常に飲みやすく、よりフレッシュで生き生きとしたスタイルなのが特徴です。

見た目は非常に濁っていて、透明度の高い一般的なワインの180度逆を行くようなよどんだ色調になっています。ドロっとした澱も瓶底に沈殿しているので、ノンフィルターの自然派ワインに慣れ親しんだ人でなければ、やや扱いに困るレベルかもしれません。抜栓直後は還元的なニュアンスが感じられますが、グラスに入れて軽くスワリングするだけで正常な状態になったので特に問題はないと思います。

ニューヨーク原産の品種「スチューベン」の特徴でもある甘い香りが心地よく、同じヴィンテージのマスカット・ベリーAにも似た明快な「旨味」が良好な表情を生み出しています(素直に美味い)。スチューベンと言えばYMWオーディナリー・ルージュグレープリパブリックロッソアンフォラ・ロッソを思い出しますが、いずれもブレンドで造られていることから分かるように、単一品種で仕込むのではなくブレンドにして他の品種で補完する傾向にありますが、京都ワイナリーでは敢えて単一品種で仕込んでその個性と魅力にうまくスポットを当てています。さらには非常に珍しいスチューベンの「ブラン・ド・ノワール」を同時に手掛けることで、ある種のセニエ的効果を生み出し赤ワインの充足感をアップさせるという興味深い手法をとっています。その結果、一般的に色づきが薄く軽くなりやすい日本産の食用葡萄品種を使用しながらも、しっかりとした旨味と充足感を両立させるという良好な構成バランスを実現しています。ラブルスカらしい独自性と若干の還元要素も程よいアクセントとしてその独自性に寄与している印象で、天然酵母のみで醸造、酸化防止剤無添加、ノンフィルターでボトリングという自然派らしい指向性と合致し、低アルコール所以の「飲みやすさ(非常にジューシー)」と相まって素直に楽しめる世界観へと昇華しています。
(2025/07)

参考市場価格4,700円
点数評価--

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